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「ごま、初日はやっぱりデ・アドミラル。」の巻
 前日の夜、幼稚園のお友達のママから電話が入って、急遽アムステルダムの連泊の予約が取れたらしい。その前に予約の電話したときはどこも一杯で今回は見送るかと思っていたそうだが、キャンセルが出たのか確保していた部屋を解放したのかとにかくお友達も行く事になって、しろちゃんのテンションはずっと高そうだな。

 家を7時前に出て、iPodのプレイリストで曲を聴きながら、9時半前にHTBに到着。途中金立SAでガソリンの給油をしただけでほぼノンストップだ。お友達は奥様が妊婦さんなので、ゆっくり出て休憩しながら来るそうで、現地で落ち合う事にした。

 HTBに着いて最初のイベントは、しろちゃんが前の日4歳になったのを受けジュニアモーレンクラブに入会する事だ。着く直前までまだかまだかでハイテンションだったのに、着いたらなぜだか凄くマイナーモードになったらしく、写真はなんだかしょぼい写真になってしまった。出来上がりは11時半以降ということで、後で取りに行く事にしてとりあえず入場。

 モーレンのポイントは今キャンペーン中なのだが、くろちゃんが相変わらず調子よくこの日は3人で22ポイントゲットした。入ってすぐに早速サンヴァンサンのゴールドのタートヴァンを買った。入り口そばで二種類ほど飲んで、奥へ進んだ。

 時間的に水鳥のふれあいに良いタイミングだったので、出来たばかりのアートガーデンを散策して白鳥に餌やりをした。しろちゃんはこのイベントが好きでとても楽しんでいたようだ。次にこれまた新しく出来たフードストリートに行き、様子見した後早速テイスティングを楽しんだ。とりあえずゴールド10種とその他を適当に摘み飲み。気に入ったのはゴールドの6番、8番といつもの御用達モスカートダスティ62番で、今後はこれを中心に別のを飲むって感じになった。

 程よく飲んでほろ酔い気分で、オークションへ。11時の回は客のノリが低調で流れが連発していた。うちはミッフィのパーカーと花馬車をゲットし、ビッケンビッケンでバーガーを昼食として食べた。しろちゃんはバーガーが食べたいと言ったのに、出て来たら「これは大きくてやだ。」と変な理屈をいい、ポテトとジュースばかりだった。

 食事したので宮殿の方へ向かう。途中色とりどりの落葉を拾ってしろちゃんはご機嫌だ。美術館で「リートフェルトの色とかたち展」を鑑賞する。小さな椅子の工作もやっていたが、しろちゃんが小学生くらいになればやると楽しいかも。出口の所で、フランスの素朴派展の販売状況をチェックした。私が買った絵はしっかり売却済になっていた。(当たり前だけど)良いなぁと思った絵は割と残っていて意外だったな。宮殿を出る時迷路を通ってみたが、クモの巣が凄くてそれを避けながら通るのが大変だった。(笑)

 カナルチェックインの為バスで出口付近まで戻る。ヨーロッパ宿泊のときは何がなくとも絶対カナルチェックインだ。チェックインして部屋に入って時計をみたら14時前。花馬車は14時半からなので、急いでまた出口付近まで戻る事にした。なんとも無駄の多い動きだなぁ。運良くバスに乗れたので時間に余裕ができたから一旦園内を出て、しろちゃんのモーレンカードを取りに行った。モーレンカードでしろちゃんのテンションは随分上がった所で、花馬車に乗る。

 実は初めての乗車だったのだが、これは他の客にめちゃめちゃ注目を浴びる乗り物だったみたいだ。しろちゃんはもちろんご機嫌だ。降りてから馬を触ってみたらかなり毛並みが良いと言うかつるつるなのでビックリ。しろちゃんは馬に頬ずりされていた。

 てくてく歩きながらホテル戻る事に。途中、ワールドバザールとフードストリートでティスティング。しろちゃんに「もういいよ。」と言われてしまった。夜の為にチーズとワインを買う事にした。ワインの方は、サンヴァンサンのワインではなく、ここの売りの生ワインのモスカートを買った。チーズは、ドイツのカンボゾーラ。チーズを買う時にそばにいたおばさまが洞窟熟成のグリュエールを「これスライスできるのかしら? あら出来ないの? それなら5,600gほど頂けるかしら?」となんとも豪快な買い方をしていたが、買う時にワッセナーカードを出していた。…なるほど…。ちなみに私たちの前の人はヒルズカード。結構近所の人が買いにくるんだね。

 ボーデンディクセンコレクションによって、しろちゃん用のカードフォルダーを買った。これでしろちゃんのご機嫌は最高潮に。とにかくお友達に早く見せびらかしたくて「まだ?」とか何度も言っていた。会ってもおかしくないのだけど、この時点ではまだ会えずじまいだった。

 ホテルで少々休憩して、デ・アドミラルでディナーをする事にした。今回のコースは秋の味覚フェア。ワインは「Pommard Les Grands Epenots 1985 Michel Gaunoux」。いつものように一本でメインにあわせたつもり。今回はソムリエさんとは会話せず自分で決めたが、この選択はソムリエさんも気に入ったみたいで後から何度も話しかけて来た。珍しいね。

 抜栓してもらったら、いきなり良い色合いで香りもコート・ド・ボーヌ特有の力強い土の香りにベリーのニュアンスそしてスパイシー。味はタンニンがこなれてまろやかでほのかに甘い。とてもリッチだ。さすがはゴヌー。きれいな熟成感は丁寧に作っているからだね。抜栓からメインが終わる頃まで約1時間半ほど全く衰える事なく、最初からフルスロットルなのは見事だ。最高の状態。やっぱゴヌーは好きだな。

 アミューズはつぶ貝のマリネ。これは最終日のランチでも出たのだけど、ぜんぜん違うものだったな。一品目は「軽くスモークしたノルウェー産サーモンと海の幸、山の幸のテリーヌ」。見た目が美しい一品。軽くスモークしたとあるが、スモークの香りがとても良く上品なサーモンだった。魚系は今ひとつかと思ったワインにもこのスモークの香りのおかげで美味しく頂けたのもうれしかった。

 二品目は「じっくり煮込んだ森山町産スッポンと秋野菜のコンソメスープ」。美しいゴールド。この色合いを出す為に料理人はどれほど苦労しているのだろうか。そこにスッポンのコクが加わり奥深さが加わっていた。ハウステンボスのフレンチは本当にスープが上手だ。

 魚料理は「ローズマリー風味の近海産ムツのポワレ セロリラヴのピューレ添え ビーツソース」。ムツの皮はぱりぱり、中はふんわりという食感が実に見事だ。ごぼうも面白かったし、なによりこれまた意外な事にワインとも相性が良くうれしい誤算だった。しろちゃんは特に気に入ってたくさん食べていたね。

 肉料理は「モリーユ茸入り五穀米リゾットを詰めた国産ウズラのロティ チンゲン菜のグラタンとイチヂクのコンフィ添え」。鶏系で味の濃いやつ大好き。輪切りにしたらイカめしのようだった。ワインはこれにあわせたんだけど、ウズラの力強い香りとキノコのリゾットのコクがワインの風味に超ベストマッチで思わずOKサインを出したほどだ。

 ソムリエさんもやって来たので、「最高だ。」って言ったらなんかうれしかったみたい。それで、「少しワインも残っているみたいだし、メインの後にチーズはいかがですか?」と言われてもちろんOK。くろちゃんは、白カビ二種とスティルトン?(だったような)を選択。私は、別の白カビ二種とウォッシュ二種を選択。チーズに依ってあうあわないはあったけど、状態の良いとろとろのチーズは本当においしくて幸せだった。

 最後にデザート。私はもうパンパンだったが、アイスとシャーベットとパインと、ケーキを一種。(お腹いっぱいの割に頼んでるな。)しろちゃんは、ケーキ二種とバニラアイスを選んだ。ソムリエさん?(だったかな?)が、しろちゃんに「ケーキ何が良い?」と聞いて木いちごのケーキを選んだら、ローソクを立ててくれてサービスさんが揃って「お誕生日おめでとう。」と言ってくれた。しろちゃんもうれしそうだったので何よりだ。

 こんかいのディナーは料理も私好みだったしとても幸せ気分で部屋に帰った。大凡二時間でうちとしてはかなりゆっくりと頂いた。とりあえず、花火にそなえて休憩。しろちゃんは花火花火と騒いでいたが、無視して約1時間ほど爆睡。今回はちゃんと起きて花火を観に行った。

 お友達家族に連絡したら花火を観に行くと言っていたが、結局花火前には落ち合えずに終わってからあう事が出来た。しろちゃんはもう眠そうだったんだけど、お友達に会ったらパワー全開でしばらく二人で遊んでいた。早速カードを自慢していたな。でも外も寒いので10分位で解散して、部屋に戻る事にした。

 外からシェヘラを覗いたら窓際にMさんとKさんとたぶんUさんとおぼしき人がいて挨拶だけして部屋に戻った。もうしろちゃんが限界だったしね。お風呂に入って、夫婦で今日買って来たチーズ半分とワイン一本をなぜだかするっと飲んで、一日目が終了。
by gomakurony | 2005-10-08 23:15 | ハウステンボス
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