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「しろちゃん、ポルチーニスパゲッティが好き。」の巻
 今日の夕食は久々にポルチーニのパスタだ。この料理は町田に住んでいた頃かのリストランテ・ヒロの山田宏巳シェフから料理教室で教わった料理(くろちゃんが)だ。今回安売りのポルチーニを使ったので色合いと食感は今ひとつだったが、香りと味は良く、また岩塩の塩加減とオリーブオイルとのバランスも絶妙で濃厚で香り高くかなり上手に出来ていて美味しかった。しろちゃんはキノコ好きなので、このパスタが凄く気に入ってたくさん食べた。そんなに好きならまた作ろうね。

 ところで、このパスタには届いてから10日は経つのでそろそろおちついてきたころだろうから、以前他の人にお勧めした古いワインをあわせてみた。その人にワインの感想をお伝えする事になっていたので、感想を書く事にする。(ただ、普通の人にはつまらない内容だと思う。)

 ワインは、1959年のサントネー プルミエ クリュで作り手はデ ゾート コルニエールだ。キャップシールとラベルは新しいものだったが、コルクは古くリコルクはしていない。コルクは古いので抜くのが怖かったが、液漏れの痕跡はなくとりあえず健全だった。

 色合いはややオレンジがかった明るいルビー色。少し粒度が荒い色合いだ。脚は長く熟成感を感じさせる。香りは最初ボーヌを思わせる土っぽい香り。後にベリーを煮詰めた香りに変化した。ナッツ系の香りも感じる。味わいは最初酸味が立っていて少しやばい雰囲気があったが、20〜30分経つとまとまってまろやかさや甘味が出て来てこのワインとしてのピークを迎え大凡1時間で落ちて来た。

 40年以上経つワインにしては力強く十分ワインとして飲める。偉大なブルゴーニュの官能的な香りや味わいには欠けるが古いワインが好きな私などならお得感がある。しかし、若い活き活きとした果実味溢れるワインが好きな人には全く物足りないワインかと思う。今回のパスタとは土の香りがポルチーニの香りと上手く重なっていい組み合わせだった。

 タケルくんはどう思う?
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 "ワインより缶詰をティスティングしたいね。"
by gomakurony | 2005-05-28 20:49 | 食べ物
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